農業を救う最新の技術

農業と5G

農業と言えば、人間にとって最も重要だと言っても過言ではない「食」を賄う重要な職業の1つだが、近年、少子高齢化社会においてかなり深刻な問題が出てきている。

 

農業はおじいちゃん・おばあちゃんの世代がやるものだという印象が強く残っている者が多いだろうが、このまま高齢化社会が続けば、やがて彼らは畑仕事から手を洗い引退し、下の世代に経営資源や農業技術などが継承されることなく終わりを迎えることになる。

 

今回は、そんな農業を救うために、どのようにして5Gを活かすかを考えていきたいと思う。

農業が抱える問題

少子高齢化により生まれてくる子供の数が減ると...

  1. 農業における労働者の母数が減り生産性が低下
  2. 農地の所有者が土地を子供たちに継承できない

その結果、農業労働者と農地の両方が減り続ける。

最新の技術ICTを活かす

AI

上記2つの問題を解決するためには、5Gによる移動通信システムの進化が必要不可欠だ。

 

これまでは、高齢者がせっせと肉体労働してきた農業だが、これを最先端の無線技術を用いてロボットにさせてしまう。もちろん、人間が管理・監視の下でロボットたちに農業を遂行させるのだが、我々はあくまでも現地で何かせずに、遠く離れた場所から遠隔操作などによって農業に貢献すれば良い。

 

5Gの要素の1つに超低遅延というものがある。私はよく医療技術に使われると言っているが、もちろん農業にも同じことが可能だ。

 

さらに、近代ではAIの発展が目立ってきているため、5Gの超低遅延だけでなく、AI自らに学習をさせることで、人間よりも最適な畑仕事をこなしてくれるだろう。

 

AI2

気象予測も時代が変わるごとに進化を重ねていき、今よりももっと正確に推測することができる。これもAIのおかげだ。作業記録などは人間が付けるよりも、より正確であるし、収穫した作物の状態を分析するのもAIに任せれば良い。

 

もはや、なんでもかんでも機械任せだと思われるだろうが、ハッキリ言って少子高齢化社会の日本がこれから先生き残るためには、我々ヒトたちの考え方を一新するしなければダメだ。

 

人間は太古から道具を使って生き延びてきた生き物である。人間の体が時代に適応できないのであれば、頭を使って課題をクリアするしかない。

すでに実装されている新技術の数々

牛舎での識別

牛

さて、ここまで農業における問題点と課題の解決方法を提示してきたが、実はもう遠隔モニタリングなどについてはすでに取組事例がある。

 

例えば、とある牛舎では、牛たちの耳に識別番号を付け、それを画像認識機能によって個別に牛たちの位置や状態を把握しているらしい。まだまだ画像認証制度は90%と低くはあるが、これによって、牛たちを探す手間が大幅に省けるそうだ。

農業の教育

グラス

高画質で小型のカメラは昔からあるが、5Gにより進化を遂げたカメラはもはや異次元の代物だ。大容量・超高速・超低遅延により遠く離れた場所にいる農業専門の技術者が、まるで自分たちも現場にいるかのような感覚で教育を施してくれる。これにはスマートグラスなどのデバイスを使うそうだ。

 

また、大量のデータを集計しATで解析し続けることにより、従来よりも効率良く技術を得ることもできる。

無人トラクター

トラクター

現在、自動車においても危険が迫ると勝手に停車してくれる商品があるが、トラクターにも危険を察知すると自動的に動作を停止してくれる機能がある。

 

また、すでに遠隔操作による農業行為は実施されているが、どうしてもまだまだ100%安全な状態でおこなうことはできない。目視でしか確認できない問題もあるため、長期間に渡り安全に動作させるためには、5Gによる新たな技術が必要不可欠だそうだ。

将来の日本の農業

現在の西暦は2021年。まだ世間では5Gが浸透していないが、これももう10年すれば世界の常識が丸々変わる。

 

農業のような手が汚れる仕事は、そのほとんどが機械による自動的に行われ、ヒトはそれを保守・メンテナンスする仕事を農業と呼ぶだろう。そして、かつてはこれを人間たちが自らの手でおこなっていたんだと、子供たちに教える時代がやって来る。

 

その時、はたして...私たちは一体どんな作物を食べているのだろうか?